親方台帳

 

【親方台帳の在り方】

〈前書き〉

作業の進みが悪く、社員を頭ごなしに叱責した経験はありませんか?

社員に自身の’’あたりまえ’’が伝わらなくてもどかしい思いをしたことありませんか?

作業の進みが悪く、社員を頭ごなしに叱責した経験はありませんか?

社員とのコミュニケーションがうまく取れないと感じたことありませんか?

〈経営者の考えは手のひらと手の甲のように、社員とは交わらない〉

こんな言葉を耳にしたことがあります。似通った言葉で、裏切る事を「手の平を返す」といいます。

それほどに手のひらと手の甲は正反対の位置にあり対極です。

しかし経営者は会社の運営として社員の仕事を確保、先導して、社員は与えられた仕事をこなして利益を生み、

会社は双方のもとに成立しているのに酷なことです。

手のひらと手の甲も決して交わる事はできませんが、もう一方の手を使い、手のひらで、反対の手の甲に触れる事ができます。

意味合いは大きく外れますが結果は同じです。

〈親方台帳〉はそんなニュアンスで皆様を手助けする為に考案しました。

そこで双方の考え方を近づける為に〈歩掛り〉の出番です。

〈歩掛りを基にした独自のアルゴリズムで貴社の管理を助力します〉

私たちが生計を立てる建設業には〈歩掛り〉という言葉があります。1人が1日で施工できる数量を指す言葉です。

歩掛りが下った時は経営者と社員で話し合い、原因を探して対処し次に生かし、

歩掛りが上がった時は共に喜び、褒めあって、向上点を探求しさらに高みを目指す。

その時の大事な指標と変わり得るものです。

現場ごとに目標となる歩掛り値を設定し周知することで、日々の仕事が会社一丸となって取り込めるはずです。

そこで経営者と社員の接点も増えて、対話の機会だって訪れます。

売り上げが悪くて頭ごなしに社員を叱責する経営者を減らす手助けにもなるといいですね。

兎にも角にもまずは指標となる歩掛りが無くてはなりません。

親方台帳はそんな貴社に手を添える唯一のパートナーとして在りたいと思います。

【経営者が楽をするソフトです】 

  親方台帳では以下のようなことができます。

Q,勤怠管理はどうしてますか?

  A,〈記入者〉に勤怠管理を一任できます。記入者に出面をつけてもらい、勤怠表を起こし管理できます。

Q,請求書はどうしてますか?

  A,相手の締め日に合わせ自動で請求書が起こせます。過去の請求書は何年もさかのぼってみれるよう、全て保存されます。

Q,社員の給与明細はどうしてますか?

  A,簡易給与明細が起こせます。過去の社員の給与明細が検索、印刷できます。

④ Q,現場を請ける前、収支予測はどうしてますか?

  A,現場を請ける前におおよその収支予測が立てられます。使用を続けるほど精査され、過去の現場の収支予測、実際の収支予測も検索できます。

⑤Q,作業員管理はどうしてますか?

  A,現在の年齢、経験年数が自動で更新される作業員名簿が印刷できます。作業員名簿は社保対応の(全建統一様式第5号)をベースにしております。

以上の毎月こなしている業務が簡略化されます。またそういったデータを基に、以下のようなこともできます。

① 各現場の累計、外注の受入と取引先への請求状況、人件費や現場経費などが一覧として確認できます。

② 前日までの全現場の累計がリアルタイムに確認できます。

③ 毎月に掛かる自社の経費や、社員一人が一日に負担する自社の経費などの情報が確認できます。

④ 構造種類別、フロア別などの歩掛りの過去のデータを分析してより精密な収支予測ができます。

このような機能もありますので、存分に〈親方台帳〉活用して自社の基準として運営に役立ててください。

 

【親方台帳の仕組み】

大きく分けて〈登録〉〈記入〉〈集計〉と3つの役割があります。

〈登録〉最初と更新の時に設定する項目

① 自社の会社名や所在地などの基本的な情報と、給与の締め日、外注単価など。

② 取引先の会社名や所在地などの〈請求書〉に必要な情報など。

③ 社員の〈作業員名簿〉に必要な情報。給与の形態、単価、社会保険状況など。

④ 請負現場の情報。金額や数量、その他の契約など。

〈記入〉経営者及び記入者がスマホ・PCを操作して〈日報〉を作成する。

※パソコン・プリンターがなくても、スマホのBluetooth機能を使えば請求者や作業員名簿がコンビニで印刷できます。

※入力は従業員20名の会社で2~3分程度の作業です。

〈集計〉蓄積された日報の計上や、過去との比較、印刷。

また〈アクセス制限〉というものがあって、〈管理者〉〈記入者〉2つに分かれています。

管理者は全ての権限。記入者は金額が反映されていな項目(日報)の記入と、金額が反映されていない書類である作業員名簿、勤怠表などの印刷。

社員のほとんどが記入者になります。